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フードデリバリーサービス「LINE WOW」のオープンを記念した、各界著名人とLINE代表取締役社長・森川亮との連続ランチ対談。今回は、世界中で活躍する写真家・映画監督の蜷川実花さんです。

世界中でお仕事をする蜷川さんのコミュニケーション術、パワーチャージ術とは?


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蜷川実花(にながわ・みか)
写真家・映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映像作品も多く手がける。映画『さくらん』(07)『ヘルタースケルター』(12)監督。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事に就任。2015年1月24日より品川の原美術館にて個展「蜷川実花:Self−image」を開催。http://ninamika.com

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森川亮(もりかわ・あきら)
LINE 代表取締役社長 

撮影中はびっくりするほどしゃべらない

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蜷川: 
私、LINEでよく打ち合わせをやってるんですよ。PVの制作班20人くらいでグループを設定して。現場から「誰々ちゃんが、あの靴下イヤだって言ってます!」といった連絡もすぐ入るようになってます。海外スタッフとの連絡にも結構LINEを使いますね。

森川: ありがとうございます。

蜷川: スタンプって、「こんな気分だけど本当はこうだよ」っていう微に入り細に入りの表現がうまいことパッケージされてるじゃないですか。よくできてる反面、これによって日本人の語彙が減るんじゃないかって気がします(笑)。

森川: LINEは世界でも女性が多く使ってるんですよ。男性は手っ取り早く情報を伝えたがる。でも女性は見て、楽しんで、数字とかロジックじゃないものを、伝えようとするので。蜷川さんは撮影時、モデルさんにどういう伝え方をするんですか?

蜷川: 私、撮影中はびっくりするほどしゃべらないんですよ。でも、今の森川さんとの距離くらいで撮ってるから、「あなたを肯定してますよ」っていう気持ちが空気で伝わってると思う。何かしらが毛穴から出てる、というか。

森川: 海外のモデルさんとも?

蜷川: 実はそんなに英語がしゃべれないので、目が合ったらにっこりするとか、それカワイイねって拙い言葉で伝えたりしてます。

森川: それでも伝わるんですね。

蜷川: 伝わってほしいな、伝わるといいなって気持ちが指の動きひとつにも出るみたい。言葉をあまり信用してないのかもしれません。たとえば日本のアイドルたちって、言葉に乗せられることに慣れすぎちゃってるから、「どうせここだけの乗りでしゃべってるんでしょ」って気持ちになってる子も多い。それを私が、「そうじゃないですよ」って、言葉以外で伝えるのは大事かなって。
 

撮ることによってしか回復しない体力ゲージ

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森川: 蜷川さんがそうやって被写体にパワーを与える一方で、蜷川さん自身はどこからパワーをもらってるんですか?

蜷川: 撮ることによってしか回復しない体力ゲージがというものがあるんですよ、私には。回復するためには現場にいるしかない。自家発電のように、ぐるぐる回してる。そのうち体力的に限界が来て、寝込むんですけどね(笑)。あ、6歳の息子にウリウリすることで回復する部分もありますよ。それは仕事で回復するのとは別の部分かな。でも、撮って楽しい、ものをつくって楽しいという、楽しくてしょうがないサイクルがあるのは間違いありません。

森川: 表現したい欲が異常に強いんでしょうね。でも、撮りたくない人っていないんですか?

蜷川: 被写体に関しては、誰でもウェルカムなんですよ。

森川: それは意外ですね。

蜷川: この人を撮ってくださいって言われたら、その人の一番いいところがどこかを探すんです。そして、今までその人が持っていたイメージの最上級を目指すような撮り方をするのか、ちょっとずらして今までにないイメージでいくのか。そういうのを、わりと構築的に考えていくんです。仕事に関してはそんなに感情的じゃないんですよ。変な話、誰でも撮りたい。経験値と、自分の博愛的な気質を発揮して(笑)。

森川: それでも、作品は蜷川さんの色に染まる。

蜷川: でも、絶対こうしたいっていうのはありません。こうしてくださいっていうオーダーに、「返してる」んです。こだわるとこにはこだわるんですが、私、皆さんが思ってるよりもずっと、アーティスティックでない側面も持ってるんですよ。

森川: あ、お弁当が来ましたね。今日は、有名ガイドブックでも2つ星を獲得している、小熊飯店のフカヒレ姿煮込み丼ですよ。

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【本日のお弁当】小熊飯店の「フカヒレ姿煮込み丼」
気仙沼産の上質なヨシキリザメのフカヒレを、10日間かけて極上の姿煮に仕上げ、チンゲンサイと黄ニラで彩りを添えたもの。干し貝柱と金華ハムを贅沢に投入してじっくり煮込んだスープは、梅本恒久シェフのオリジナルレシピです。販売価格は9,900円(税込み)。

蜷川: これ(フカヒレ)をご飯にかけるの? すごーい! こんなの撮影現場で出たらウキウキですよ。でも予算が……。きっと、頼んだら怒られちゃう(笑)。

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森川: 蜷川さんにとって、いい仕事をするためのランチってどんなものですか?

蜷川: 撮影現場って肉体労働なので、ランチが違うだけで意識がぜんぜん変わってくるんですよ。コンビニ弁当が悪いわけじゃないけど、でもやっぱり愛がない。同じ値段でも、地元のおいしいおむすび屋さんとか、評判のいいサンドイッチ屋さんとかを、ひと手間かけて探してきてくれると、スタッフ同士で頑張ろうって気持ちが生まれてきます。

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ホロホロと簡単に身がほぐれるフカヒレ。

森川: ものをつくるお仕事ですから、弁当自体にものづくりのキメみたいなものを見出されるんじゃないですか。

蜷川: いかにも「とりあえず高い弁当買ってきました!」と「おいしいケータリングを一生懸命選びました!」の違いはすぐにわかるんです。現場は毎日のようにお弁当を食べてるから。値段じゃなくて、その人がどれくらいお弁当に気持ちを込めているかが伝わるんですよ。後編に続く


【撮影/平岩紗希、構成/稲田豊史】

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