スマホからフードデリバリーを利用できる「LINE WOW」。その第一弾として、高級店の「限定ランチ」デリバリーをスタートします。

LINE WOWのサービスローンチを記念し、各界著名人とLINE代表取締役社長の森川亮が連続対談を行います。

記念すべき第1回目は、幻冬舎 代表取締役社長の見城徹さん。

カリスマ編集者として、出版人として、激務のなかで数々のベストセラーを手がけてきた同氏は、ランチにも独特のこだわりを持っていました。 




見城徹(けんじょう・とおる)
幻冬舎 代表取締役社長。1950年生まれ。1975年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長、「月刊カドカワ」編集長、取締役編集部長を歴任。1993年に幻冬舎を創設、21本のミリオンセラーを量産。著書に『編集者という病い』(太田出版/集英社文庫)他。



森川亮(もりかわ・あきら)
LINE 代表取締役社長。


見城社長のランチは「金田中 草」「六緑」と「オリジン弁当」



見城: お弁当をLINEで配達してもらえるんだ。俺がここで食いたいって言ったら、結構なお値段のやつを持ってきてくれるわけ?

森川: そうです。スマホからだと、こんな感じで店を選べるんですよ。

見城: (スマホをさわりながら)いいじゃない。すごく便利だね。ウイークデーのお昼ってすごく苦労するからさ。






森川: いつもお昼は何を召し上がってるんですか?

見城: 俺、ほとんど3パターンしかないんだよ。まず、渋谷セルリアンタワーの和食「金田中 草(かねたなか そう)」。そして六本木グランドハイアットの和食「六緑(ろくろく)」。あとは、オリジン弁当。

森川: オリジンですか(笑)。

見城: おかずの種類がものすごく多いからね。自分で選べるのがいいんだよ。こう、パックに詰めてさ。

森川: ご自分でお店に行かれるんですか!?

見城: だって、そんなの人に頼めないよ。好きなのを選びたいからね。428円ですとか、613円ですとか、箸はいくつ入れますか、タルタルソースは5円プラスですとか、店員さんにいろんなこと言われながら買ってるよ。




森川: でも見城さん、お昼も会食が多いんじゃないですか?

見城: いや比較的あけてるね。夜の会食は3カ月先まで詰まってて、夜が入らなくなると昼になるんだけど、ビジネスランチは週に2日までと制限をつけてる。2日以上入るんだったら、なるべく土・日の夜にしてもらう。

森川: なぜ2日に制限したいんですか?

見城: 昼飯は自分の好きなものをゆっくり食べたいから確保してるの。ホテルで食べるのも、落ち着いて食べたいから。だからひとりで食べるか、もしくは社内の人間と食べるかだよ。


弁当が旨かったら、もっと会議に出たいと思うのに(笑)



森川: あ、届きましたよ。麻布十番の和食「おざき」さんの弁当です。

見城: 配達部隊は外注じゃなくて、自前でやってるの?

森川: はい。そのために子会社をつくりました。

見城: すごいね、それ。いつから考えてたの?

森川: 1年くらい前からです。交渉に時間かかるんですよ。お店の方に理解していただくまでが大変で。





おしながきに目を通す見城社長。


「おざき」会席弁当のおしながき。



【本日のお弁当】 麻布十番「おざき」の会席弁当
「お料理の献立は、日本料理の伝統をもとに、私自身が『おいしい』と感じる要素を取り入れて組み立てました。このお弁当でしか味わえない当店の新たな世界観をぜひお楽しみください。おざきの会席弁当で、お客様がより良いお時間をお過ごしいただけましたら幸いです」(麻布十番おざき 小崎 一郎)





森川: お味のほうは?
 
見城: うん、おいしい。やっぱりちゃんとしてるね。

森川: お店の方がこの場にいないのは残念です(笑)。こういう類のお弁当って召し上がりますか?

見城: 俺、某テレビ局の番組審議委員長をやっていて、終わったあと特別にあつらえたどこかのお店の弁当が出るんだけど、いまひとつなんだよね。まあ、旨いんだけど、突き抜けて美味しいといいのになあと。

もっと美味しかったら、その前の会議に力が入るのになあ(笑)。

森川: お弁当向けに調理の仕方を研究されると、もっとおいしくなるんでしょうね。「LINE WOW」の提携店にも、そのあたりはすごく考えてもらってるんですよ。




見城: このサービスってどういうニーズを想定してるの?

森川: 普段、あまりミシュランで星を獲るような高級店に行けない方や、予約が取れない方がお祝いのときに食べるとか、ママ友会なんかにも良さそうです。また、ランチミーティングに使う方も多いと踏んでいます。

見城: 自分の会社にお客さんを呼んだとき、接待にこのサービスを使うのはすごく便利だと思う。なかなか予約の取れない店の弁当を会議室や応接室で食べられるってのは、素敵な話だよ。

お店と個別に交渉して配達してもらうっていうのは今までもあったけど、それにLINEをくっつけて、誰でも利用できるようにしたのがミソだよね。




森川: LINE上で決済できる仕組みもスタートします。複数人で割り勘できるようにもするんですよ。

見城: これ、間違いなくニーズはあるよ。個人が自宅から注文するというよりは、いわゆるオフィス需要ね。そもそも接待って、飯がうまいという点も含めて接待でしょう。普通にお茶を飲みながら会議室で話してもいいんだけど、それじゃあつまらない。美味しいもので感動していただきながら、和気あいあいと食事をするというのが会食だと思うんだよね。

森川君も、俺を誘ってくれるとき、かなりお店を考えるじゃない。腕の見せどころだよね。相手に対するエンターテイメントだから、自分がよく知ってる店に連れて行かれるとがっかりしちゃう。

森川: 見城さん、お詳しいですから……いいお店はだいたいご存知なので、難しいです(笑)。

見城: 俺は40年間、毎日食ってるからさ。かぶったらかぶったで、それはいいお店ってことなんだけどね。


【撮影/岡本寿、構成/稲田豊史】


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