「LINE WOW」サービスローンチを記念した見城徹さん(幻冬舎 代表取締役社長)と森川亮(LINE代表取締役社長)対談の後編です。


時代が求める本を多数世に送り出してきた見城社長だけに、新サービスに対して繰り出さるアイデアもいちいち鋭い! そんな見城社長がどうしてもLINE WOWで配達してほしいものとは?
 

対談中に秘書に電話! ジュース店との事業提携を提案




見城: LINE WOWに糖質制限メニューがあるといいんじゃない? 糖尿の人ってすごく多いし、単純に糖質を減らして体重を落としたい人もいる。それでいて、ちゃんと美味しいものをデリバリーしてくれたらすごく嬉しいな。

森川: いいですね。僕、個人的にはLINE WOWでサラダの配達をしてほしいんですよ。職場の近くでサラダを買うんですけど、あまりおいしくない。大根とかレタスとかキャベツといった野菜ばっかり入ってるんです。もっとホウレン草のような、栄養価の高い野菜が食べたいのに。

見城: 野菜を摂るならジュースがいいよ。俺、実はジュースオタクで、あらゆる野菜ジュースをこの10年間ずっと飲んできたの。それで行き着いたのが、恵比寿にあるサンシャインジュース。

森川: そんなにいいんですか?

見城: ミキサーで作るんじゃなくて、コールドプレス製法っていう、野菜を押しつぶす方法で作るんだよ。あまりにも気に入っちゃったから、今年4月にM&Aしたんだ。

森川: えーーっ(笑)。
 



見城: 会社に配達してもらってるんだけど、恵比寿に1軒しかない小さな店だから、デリバリーも小規模にしかできてない。これがLINE WOWで注文できたらすごくヒットすると思うけどなあ。
 


サンシャインジュースのパッケージ。

森川: 早速、LINEと事業提携ですか(笑)。健康志向のビジネスマンは多いから、ニーズは高そうですね。

見城: サイバーエージェントやGMOインターネットに紹介したら、社内でものすごい人気になっちゃったらしいんだよね。これはLINEにとって魅力的なビジネスかな?

LINE WOW担当者: 弁当のデリバリーにオプションでつけたらいいのではないでしょうか。




見城: いや、きっとジュースだけ注文する人が圧倒的に増えるよ。日持ちしないから毎日買いに行くのは億劫だし、運ぶと重いから、デリバリーにピッタリ。弁当の何倍も売れると思う。

森川: 個人でも、5人前とかをまとめて配送してもらって決済時に割り勘すればいいですしね。具体的に検討してみます。

見城: 今、ニューヨークはジュース屋ばっかりだよ。しかし、こんな話になるなんて思ってもみなかったな(笑)。

届けて欲しいものは「花」、でもジュースが一番いいよ(笑)




森川: LINE WOWは今後、弁当以外の配達も視野に入れていますが、見城さんが配達してもらいたいものってありますか?

見城: 花だね。実は昨日も、招待されてたお店のオープンで花を送らなきゃいけなかったんだけど、日曜で秘書も休んでたから、慌てたよ。

森川: 花屋は探すのが大変ですからね。

見城: スマホで注文できて、1時間以内に指定の場所に送ってもらえるなら、助かるなあ。女の子を口説くなら、自分のところに配達してもらって、直接持っていけばいいし。うん、花だ。

森川: ワインはどうですか?

見城: ワインはものすごく種類が多いし、在庫の問題もあるからね。でも、たとえば、LINE WOWである弁当を注文するとき、それに合うワインがスマホで一覧表示されて、そこから選べるとかならいいんじゃない。

森川: いろいろなアイデアをありがとうございます。今後、LINE WOWが伸びていくにあたって必要なものって、何だと思われますか?

見城: 矛盾するふたつの追求だよね。スピードと品質。品質を追求したらスピードが遅れる。スピードを早くしたら品質が悪くなる。この相矛盾するものを常に乗り越えないと、経営じゃない。まさしくトヨタの「カイゼン」。弁当で言うなら「早くてうまい」。

森川: 「安い」もですか?

見城: いや、「安い」はいらない。むやみにお店を増やす必要もない。最大でも15店ってとこじゃない? それよりは、運んでるうちに味が落ちるという宿命をどう乗り越えるかがビジネスでしょ。難しいけど。

森川: お弁当だからこそできる、お弁当ならではの美味しさというものを、工夫しないといけないですね。



麻布十番「おざき」の会席弁当。

見城: 今日いただいた「おざき」のお弁当で特においしかったのはお寿司。つまり冷たくなっても味が落ちないものだよね。これからお店を増やしていくなら、寿司屋は何店か入れてもいいんじゃないかな。

そうそう、神宮前にある「おけいすし」の弁当が、エイベックスの取締役会をやったときに出たんだけど、ここはおいしいよ。個人的に、今まで食った弁当のなかで一番うまいと思った。もし交渉するんだったら、見城に紹介されたって言ってみて。

森川: ありがとうございます(笑)。どんなお店であっても、お弁当だからこそできる、お弁当ならではの美味しさというものを工夫しないといけないですね。

見城: ただ、配達されたものを温めてください、これとこれを加えてくださいってことになると面倒なので、冷たくておいしいものに特化するのが得策じゃないかな。やっぱりジュースのデリバリーが一番いいよ(笑)。



予定時間をオーバーしても話が尽きない見城社長と森川。


【撮影/岡本寿、構成/稲田豊史】


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